つぶやきの延長線上 second season

映画、アニメーションのこと

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年新作映画ベスト

あまり映画見ていない年だったけど、一応恒例なので。 ブルータル・ジャスティス Betty 逃げた女 アンカット・ダイヤモンド フォードvsフェラーリ 呪われた心霊動画XXX NEO 05 ジオラマボーイ・パノラマガール イップ・マン 完結 mid90s レイニーデイ・イン…

2020年音楽ベスト

今年はコロナのせいでほとんどLIVEにも出向くことができず、音楽においても誤配が生まれにくい環境だった。また、数々のアーティストが亡くなったりだの悲しいことがありました。ただ、例えば某Gの再発盤もありましたし、書籍の販売や少しずつLIVEも再開し始…

「第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」オンライン鑑賞組〈感想〉

コロナ禍ということで映画祭の形も変わってきているようで、例えばフィルメックスは映画館で開催していたけれど、その後オンラインでも開催していたのとこと。そして今回、2017年に行ったきりでなかなかタイミングが合わなくて行けなかった新千歳空港国際ア…

こうあるべきを否定して——『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、主人公・竈門炭治郎が自分の首を斬り落とそうとするシーンがある。彼の仲間である伊之助は「敵に騙されるんじゃねえ!」と、彼の自決を止めるのだが、ここで首を斬り落とした/死んだとして本当に彼は死ぬのだろうか…

アニメークリティーク刊行会『アニクリvol.4s アニメートされる〈屍体〉葬送の倫理』への寄稿について

またもや告知記事です。本日の東京文学フリマで発刊される、アニメクリティーク刊行会『アニクリvol.4s アニメートされる〈屍体〉葬送の倫理』に、「静止するイメージ、運動がかたちつくる世界——ブルース・ビックフォード『プロメテウスの庭』について」を寄…

『東映版Keyのキセキ』への寄稿について

サボりまくってたブログ更新。タイトルにあるように『東映版Keyのキセキ』に寄稿いたしました。 【告知】『東映版Keyのキセキ』予約販売を開始しました。東映版『Kanon』『劇場版 AIR』『劇場版 CLANNAD』の合同評論同人誌です!表紙は磯貝祐司(@tnkwyuji)さ…

2010年代映画ベスト100——私の体験した2010年代の映画について *約1万字の総評つき

2010年代も終わってしまって、気がついたら5ヶ月も過ぎてしまっていました。新作映画を見に行けるような状況ではないのにやたらと時間があるので、自分なりに2010年代を振り返ってみたく、2010年代の映画ベスト100をやってみました。 一応順位はつけています…

おうち時間と映像

おうち時間(Stay home)はアーティストがコラボレーションしたり、インスタグラマーがコラボインスタをするなど、様々なコラボレーションを生むきっかけを与えてくれた。テレワーク化が急速に進み、オンライン飲み(主にzoomを利用する)が流行するなど、そ…

私たちが世界を視るということ——デヴィッド・オライリーの『Everything』と『Mountain』をプレイして

眠たい目をこすりながら騒々しい目覚し時計のアラームを消し、ベッド横のカーテンを開けると、真っ白な光が私を包みこみ「起きろ」と私を脅迫してくる。仕方なく起床し、コップいっぱいのお茶を飲み、ここ一年程度続けているフルグラとヨーグルトを食べる。…

木上益治『呪いのワンピース』(1992)

dアニメストアで『呪いのワンピース』デジタルリマスター版がラインナップに揃った。鑑賞して思うのは「懐かしさ」なるものが雰囲気として見えてくることだろうか。 anime.dmkt-sp.jp 異性に興味を持った女学生(古風な言い方)のもとに、突然ワンピースが何…

濱口竜介『親密さ』(2012)

やっと『親密さ』を見た。濱口竜介のフィルモグラフィーをたどるならば、避けては通れない映画だっただけに何年か前、映画専門チャンネルだったかでかかったときに録画をしたのだけど、なかなか覚悟が決めれずに放置していた。2010年代が終わり、2020年代が…

森崎東『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』(1985)

「ただいま!」 森崎東の映画にとって長年家を離れていた子供が家に帰ってくる。まるで昨日もそこに住んでいたかのように自然に。『喜劇 女は男のふるさとヨ』(1971)では、血が通っていない父/子でさえも、「姉ちゃんが帰ってきたって!」と大騒ぎとなる…

ジェームズ・マンゴールド『フォードvsフェラーリ』

地面スレスレに設置されたカメラ、ドライバーの顔に次ぐ顔。エンジンが回転数を上げトップスピードに。視界は不明瞭となり、気がつくと病院のベッドの上だ。「もう、心臓がもたない」と告げられたマット・デイモンは車に乗り込みフルスピードで病院を後にす…

2019年 読書ベスト10

昨年読んで面白かったなーと思う本を選出しました。全然思い浮かばねーと思って本棚見てたら案外新刊だけで10冊いったのでヨシとしようと(今年読んだ2019新刊は含めていません)。ただ、本を読むのは好きだけど読書家ってほどではないので小説とか批評とか…

2019年映画裏ベスト

さて、これも恒例(去年やってないけど?)の2019年映画裏ベスト。裏といってもただ旧作映画の順位づけだけという… 一匹の狼/ロンサム・コップ 喜劇 男は女のふるさとヨ 鉄砲玉の美学 殺し屋ネルソン Um Século De Energia 殺人捜査線 時代屋の女房 ビガー…