つぶやきの延長線上 second season

映画、アニメーション、音楽のこと

2019年上半期 新作映画ベスト10

今年はあまり見れなかったが、ギリギリ10本集まったので。もちろん長編・短編なんでもありベスト。

  1. ひかりの歌
  2. Wild Love
  3. 7月の物語
  4. 復讐者のメロディ
  5. テリファイド
  6. パチャママ
  7. リム・オブ・ザ・ワールド
  8. イメージの本
  9. 阿吽
  10. ワイルドツアー

カメラが捉える世界に意味(=理屈)など必要ではないと思える作品だった『ひかりの歌』。自転車に乗る少年たちのショットを見ていると、エドワード・ヤンあたりを想起するのであるが、そういえば最近このショットに近しいものを見たぞと思った。そうそう、黒沢の『旅のおわり世界のはじまり』だなーと思ったのだが、黒沢の方は完全に使い捨て的な用法に落ちてしまったので残念。彼じゃ「おかえり/ただいま」で感動させられない。

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ギヨーム・ブラックは『宝島』を見逃したけど、『7月の物語』は見れたのでよかった。最後に事件とつなげてしまったのはどうかと思ったが、安定の面白さ。『やさしい人』もどうせならDVD出して欲しいね。人間味というか、『ワイルドツアー』の告白シーンの作為だらけのショットはまさに三宅唱だよね〜と。「やっている感じ」から抜け出せばさらに伸びる人だと思うんだけど、いかがでしょうかね。だからもっとあざとくて、映画とは違うベクトル向いているような気がするけど、『阿吽』の方が気持ちがストレートに感じたから上にした。心霊ビデオというより、90年-00年代の都市空間(震災後の設定らしいけど)を切り取った作品であり、『Serial experiments lain』や『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』の血筋が見受けられるし、『ラブ&ポップ』あたりも想起される。終盤いかがなものか? と思うのでこの位置に。

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『Wild Love』は文句のつけようのない今年ナンバーワン暴力映画(短編アニメーション)。TAAFで見たのだけど作品の強度だけでいえばピカイチ。『ビリーの風船』クラスの圧倒的暴力!

『復讐者のメロディ』(未公開WOWOW鑑賞)は「窃視」のラッシュでつながれていく感じがひたすら心地いい。これは映画(moving picture)ですよねって感じ。『テリファイド』はホラーたるものの運動で描かれているので面白い。日本でもなかなかこのレヴェルのホラーは出てこないんじゃないかな。最近心霊ビデオ鑑賞できていないのでわからないけれど。それと引用先とか設定、画面の審美的なものとは程遠いけど、マックG『リム・オブ・ザ・ワールド』は運動で構成されていて好み。TAAF長編コンペで見たパチャマママクガフィンで転がしていくタイプの映画で素晴らしいです。ちなみに今ならネトフリで見れます。『イメージの本』は特にいうことないけど、オフュルスの引用にウルっときてしまった。あと『運び屋』とか『きみと、波にのれたら』、『Anon アノン』あたりもよかった。

最後に旧作ベストだけ発表して閉めます。では。

  1. 一匹の狼/ロンサム・コップ
  2. um século de energia
  3. 殺人捜査線
  4. 驟雨
  5. ビガー・ザン・ライフ
  6. 怪盗ルパン
  7. 美味しんぼ
  8. ゴダールのマリア
  9. 夢見通りの人々
  10. IntoleranceⅡ:The Invasion

 

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