つぶやきの延長線上 second season

映画、アニメーションのこと

2023年 TV・WEBアニメベスト5選

いつも通り順不同です! 今年は5本しか選べませんでした! よいお年を!(越してるけど!) ※前半でカロリー使い切りました。 『お兄ちゃんはおしまい!』 #8「まひろとはじめての女子会」 『おにまい』には予感がある。それはまひろがいつ男に戻ってしまう…

2023年映画ベスト10

恒例の新作映画ベスト10です。例によってあんまり見れていませんが、10本は選べたので。おまけで最後に旧作ベスト書いてます。よいお年を! アステロイド・シティ ファースト・カウ グリッドマン ユニバース アルマゲドン・タイム ある日々の肖像 ノック 終…

2022年新作TV・WEBアニメ10選

今年は10本選べました!といっても年はあけておりますが。 BLEACH 千年血戦篇 #6「THE FIRE」 THE FIRE Amazon このアニメほとんど曇り空というか、どこか不穏な雰囲気を演出していたのですが、山爺の卍解で水分が蒸発してしまって、少しの間、晴れ間が見え…

2022年映画ベスト10

恒例のやつです。今年新作はおろか映画すらまともに見れなかったし、鑑賞メモすら飛んだのでわからんのですが、新旧合わせて200も見てないかも。そんこんなでここ10年くらいでいちばん映画見てないんですが、それはそれとして以下ベストです。 1.ETERNITY 2.…

動き続ける映像は面白い『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』(白石晃士、2022)*ネタバレあり

白石監督ひさびさのフェイクドキュメンタリーということで、劇場公開初日朝イチから映画館へ駆けつけて鑑賞し、パンフレットをゲットしてきた。結論から先にいうと、白石監督のフィルモグラフィーのなかでもかなり面白い。ベルギーのフェイクドキュメンタリ…

アニメーションにおけるショットについて(1)——『BIRDIE WING -Golf Girls' Story-』第7話「葵色の弾丸」

ここ最近めっきりブログ更新が滞っているので、以前から書いてみたかったことについて書いてみようかと。「アニメーションにおけるショットについて」なんてたいそうなタイトルをつけていますが、基本的に演出の話をしていきます。ただ、「作画」とか「演出…

Xi Chen『鶏の墳丘』(2021)

Xi Chenの『鶏の墳丘』を見た。国内では昨年の新千歳国際空港アニメーション映画祭にて公開された作品だったが、1月7日に1度だけ渋谷イメージフォーラムで公開された。幸いにも見ることができたので、だいぶ時間が経ってしまったが感想を置いておきたいと思…

2021年映画ベスト10

コロナ禍ということもありましたが、例年通りあまり新作をガツガツみることに意味を見出すこともできなくなり(理由はさまざまですが)、今年は新作だけではベストができなかったので初見・旧作を含めたベストにしました。 鱒 モード家の一夜 ミッドナイト・…

2021年アニメーションベスト10選

『霊障』告知ぶりの更新…。今年は『霊障』もあり例年よりアニメを全然見れていないので、話数ベストなんて到底できないけれど、面白かったアニメについては書いておきたいよねってことでひとまずレギュレーションフリーで選んでみました。順不同です。 『乙…

『霊障』発刊について(5/16文フリ東京チ-33)

2021年5月16日(日)に開催される第三十二回文学フリマ東京にて、当サークル・心霊ビデオ研究会(略:心ビ研)は、心霊ビデオ評論誌『霊障』を発刊いたしましす。 www.trc-event.jp タイトル:霊障 ページ数:204頁 販売場所:東京流通センター(第一展示場…

ヒョウソウ、ガイブ、ジブンガタリ『花束みたいな恋をした』

「大学生の頃、髪を赤く染めて高校の時に始めたギターで、XのBLUE BLOODを練習したけど、練習嫌いだったからすぐ辞めちゃったな。スラッシュドミネイションでテスタメントを見て、運動会(サークルモッシュ)したなあ〜。ムックが明るくなっちゃって、残念だ…

2020年TL経由で知った音楽——GEZAN『狂(KLUE)』のメタル感について

私も老害化したのか、「さいきんの子達って、どうやって音楽知るんだろう?」と思うことが多いのだけど、そりゃあ今ではSNSがあるし、インターネットの彼方此方に情報は氾濫しているので、聴く音楽に困るってこともないのだろうと一応の結論をつけている。と…

2020年新作映画ベスト

あまり映画見ていない年だったけど、一応恒例なので。 ブルータル・ジャスティス Betty 逃げた女 アンカット・ダイヤモンド フォードvsフェラーリ 呪われた心霊動画XXX NEO 05 ジオラマボーイ・パノラマガール イップ・マン 完結 mid90s レイニーデイ・イン…

2020年音楽ベスト

今年はコロナのせいでほとんどLIVEにも出向くことができず、音楽においても誤配が生まれにくい環境だった。また、数々のアーティストが亡くなったりだの悲しいことがありました。ただ、例えば某Gの再発盤もありましたし、書籍の販売や少しずつLIVEも再開し始…

「第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」オンライン鑑賞組〈感想〉

コロナ禍ということで映画祭の形も変わってきているようで、例えばフィルメックスは映画館で開催していたけれど、その後オンラインでも開催していたのとこと。そして今回、2017年に行ったきりでなかなかタイミングが合わなくて行けなかった新千歳空港国際ア…

こうあるべきを否定して——『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、主人公・竈門炭治郎が自分の首を斬り落とそうとするシーンがある。彼の仲間である伊之助は「敵に騙されるんじゃねえ!」と、彼の自決を止めるのだが、ここで首を斬り落とした/死んだとして本当に彼は死ぬのだろうか…

アニメークリティーク刊行会『アニクリvol.4s アニメートされる〈屍体〉葬送の倫理』への寄稿について

またもや告知記事です。本日の東京文学フリマで発刊される、アニメクリティーク刊行会『アニクリvol.4s アニメートされる〈屍体〉葬送の倫理』に、「静止するイメージ、運動がかたちつくる世界——ブルース・ビックフォード『プロメテウスの庭』について」を寄…

『東映版Keyのキセキ』への寄稿について

サボりまくってたブログ更新。タイトルにあるように『東映版Keyのキセキ』に寄稿いたしました。 【告知】『東映版Keyのキセキ』予約販売を開始しました。東映版『Kanon』『劇場版 AIR』『劇場版 CLANNAD』の合同評論同人誌です!表紙は磯貝祐司(@tnkwyuji)さ…

2010年代映画ベスト100——私の体験した2010年代の映画について *約1万字の総評つき

2010年代も終わってしまって、気がついたら5ヶ月も過ぎてしまっていました。新作映画を見に行けるような状況ではないのにやたらと時間があるので、自分なりに2010年代を振り返ってみたく、2010年代の映画ベスト100をやってみました。 一応順位はつけています…

おうち時間と映像

おうち時間(Stay home)はアーティストがコラボレーションしたり、インスタグラマーがコラボインスタをするなど、様々なコラボレーションを生むきっかけを与えてくれた。テレワーク化が急速に進み、オンライン飲み(主にzoomを利用する)が流行するなど、そ…

私たちが世界を視るということ——デヴィッド・オライリーの『Everything』と『Mountain』をプレイして

眠たい目をこすりながら騒々しい目覚し時計のアラームを消し、ベッド横のカーテンを開けると、真っ白な光が私を包みこみ「起きろ」と私を脅迫してくる。仕方なく起床し、コップいっぱいのお茶を飲み、ここ一年程度続けているフルグラとヨーグルトを食べる。…

木上益治『呪いのワンピース』(1992)

dアニメストアで『呪いのワンピース』デジタルリマスター版がラインナップに揃った。鑑賞して思うのは「懐かしさ」なるものが雰囲気として見えてくることだろうか。 anime.dmkt-sp.jp 異性に興味を持った女学生(古風な言い方)のもとに、突然ワンピースが何…

濱口竜介『親密さ』(2012)

やっと『親密さ』を見た。濱口竜介のフィルモグラフィーをたどるならば、避けては通れない映画だっただけに何年か前、映画専門チャンネルだったかでかかったときに録画をしたのだけど、なかなか覚悟が決めれずに放置していた。2010年代が終わり、2020年代が…

森崎東『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』(1985)

「ただいま!」 森崎東の映画にとって長年家を離れていた子供が家に帰ってくる。まるで昨日もそこに住んでいたかのように自然に。『喜劇 女は男のふるさとヨ』(1971)では、血が通っていない父/子でさえも、「姉ちゃんが帰ってきたって!」と大騒ぎとなる…

ジェームズ・マンゴールド『フォードvsフェラーリ』

地面スレスレに設置されたカメラ、ドライバーの顔に次ぐ顔。エンジンが回転数を上げトップスピードに。視界は不明瞭となり、気がつくと病院のベッドの上だ。「もう、心臓がもたない」と告げられたマット・デイモンは車に乗り込みフルスピードで病院を後にす…

2019年 読書ベスト10

昨年読んで面白かったなーと思う本を選出しました。全然思い浮かばねーと思って本棚見てたら案外新刊だけで10冊いったのでヨシとしようと(今年読んだ2019新刊は含めていません)。ただ、本を読むのは好きだけど読書家ってほどではないので小説とか批評とか…

2019年映画裏ベスト

さて、これも恒例(去年やってないけど?)の2019年映画裏ベスト。裏といってもただ旧作映画の順位づけだけという… 一匹の狼/ロンサム・コップ 喜劇 男は女のふるさとヨ 鉄砲玉の美学 殺し屋ネルソン Um Século De Energia 殺人捜査線 時代屋の女房 ビガー…

2019年映画ベスト10

2010年代ラストになってしまいました。2019年は私的なことでバタバタしたりと、いつもより映画を見ていない気もしますが、新作100以上見ていれば文句ないっしょということで例年通りのベスト10! www.youtube.com ひかりの歌 トイ・ストーリー4 ある女優の不…

2019年 音楽ベスト25

年末ギリギリのエントリー!例のごとく年間ベストです!今年も順位つけられないので順不同ですが、一番聴いたのはkillieの『匿名希望の手紙』でした!最近精力的に活動しているので、来年もライヴあればみたいですね。それと今年は再発もラッシュだったよう…

アニメクリティーク刊行会『アニクリvol.10「特集 総記:京都アニメーション」』への寄稿について

告知です。2019冬コミ(C97)12月30日、三日目南3ム14bにて刊行される、アニクリvol.10に論考(のようなもの?)とコメントをひとつ寄稿させて頂きました。 nag-nay.hatenablog.com 論考(のようなもの)『匿名希望の手紙』では、『ヴァイオレット・エヴァー…